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只今、三部作目を発表中です。 一部は、バンドマンの彼と、彼を想う美沙の切なく哀しい物語。 二部は、美沙の妹、真幸の苦悩と、バンドマンの彼との関わり。 三部は、姉の美沙を探し、自分の存在価値が見つからない妹・真幸が、バンドマンの彼との関わりの中で大人になっていく様子。 ブログランキング参加しています。よかったらクリックしてくださいね^^ 人気blogランキングへ カテゴリ
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私は、彼のアルバムや世の中に出ている彼の作品を見、聴きし、ますますのめり込んだ。
DVDで歌っている彼はものすごくかっこいいし、とにかく私は、彼の声が好きだった。 少しずつ曲についてのエピソードを聞いたりしては、それを感じながら聴いていた。 彼は、趣味に、勉強に、色々な音楽を聴いていた。 それは私のような一般視聴者ではなく、プロの目から見、聴きするものであったと思う。 単純に楽しめるものは少なかったかもしれない。 そんな彼が愛しているバンドがある。 「NIRVANA」 ニルヴァーナは、グランジ・ロックというジャンルである。 カート・コバーンによって命名され、アメリカで誕生したのは1983年頃のことである。 1988年ころから積極的に活動を始めた。 88年にファースト・シングル(1000枚限定)を出し、89年に4曲入りEP (イギリスのみで発売)を出した頃から、イギリスの新聞などで シアトル、サブ・ポップ周辺のへヴィな音のバンドを紹介するのに さかんに、‘グランジィGrungy’といった言葉が使われるようになり、 やがて、グランジ・ロックと呼ばれるようになる。 重く、暗く、激しいサウンドで、メロディアスなボーカルが グランジと呼ばれるジャンルである。 ニルヴァーナを象徴とするグランジ・ロックは、社会的な現象となっていった。 しかし、ビジネスの渦は彼らを巻き込み、尋常な精神状態にいることを困難にさせた。 天才的なアーティスト、カート・コバーンは、持病を緩和させるために ドラッグを使い、かっての仲間達の妬みや嫉妬をかい、あれこれと比喩され、 カート自身を不気味な袋小路に追い込んでいく結果となり、 ついに、1994年4月8日、自宅ガレージで、ショットガン自殺しているところを発見される。 こんなカート・コバーンを愛する彼は、自分のバンドの名前にカートの頭文字を使っている。 ある日、私は彼の好きなNIRVANAを聴いてみようと思い立ちアルバムを買ってきた。 衝撃だった。 ニルヴァーナを日本語で表現できるのは彼しかいない、と思って鳥肌が立った。 コピーバンドならいるだろう。しかし、彼のは違った。 自作でこれだけニルヴァーナを表現するのが可能だとは本当に驚いた。 真似をしてるという人がいたら言ってやりたい。 「真似?これは真似してできるもんじゃない。もし、真似だとしたら 真似できること自体がすごいことだ。」と。 「英語の曲を日本語で、どうして真似ができると言えるのか?」と。 彼の「英語にしか聴こえない日本語」の曲の歌い方は、まさにニルヴァーナである。 人種が違う二人の声がすごく似ていた。素人の私が言うのはおこがましいが、 ニルヴァーナからビートルズの匂いがした。 また、彼も幼稚園のころからビートルズを聴いていた。 すんなりと体に入っていく音だった。 また、彼のアルバムも同じだった。
by misa1117es
| 2006-06-18 19:09
| [Ⅰ]第三章・5
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