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只今、三部作目を発表中です。 一部は、バンドマンの彼と、彼を想う美沙の切なく哀しい物語。 二部は、美沙の妹、真幸の苦悩と、バンドマンの彼との関わり。 三部は、姉の美沙を探し、自分の存在価値が見つからない妹・真幸が、バンドマンの彼との関わりの中で大人になっていく様子。 ブログランキング参加しています。よかったらクリックしてくださいね^^ 人気blogランキングへ カテゴリ
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真幸ちゃんからすぐに返信がないのは初めてですね。なんだか気になります。ちょっと肌寒くなってきたので、体調を崩していないとよいのですけれど。 前回のメールを何度か読み直しました。キス健も自分が何のために生きているのかわかりませんし、きっと何のためでもないのでしょう。今現在はキス健が物質として存在している世界、ということは確信できますけれど、キス健が死んだら、キス健が存在していない世界、が延々と続いていくだけですし、そもそも世界自体にキス健はなんの影響も与えないでしょう。それは認識していますし、しかし、自分の卑小さをまざまざとみせつけられて、悔しい気持ちも少しあります。 それでも、テレビを見て笑ったり、小説を読んで深い共感をしたり、歌を歌って明日への活力を取り戻したり、挑発的な服装の女性を見てエッチな気分になったり、酒をたらふく飲んでおバカさんになったりします。そういった、ひとつひとつの、生きているからすることができることをしているだけで、良いのではないでしょうか。もしかしたら、地球からしてみたら人間全体が無意味なものかもしれませんしね^^ と、まぁ、わけのわからない比喩はこのくらいにして。 キス健は愛も恋もよくわかりません。理解できませんし、もしかしたら、誰にも理解することができないからこそ、抽象的な愛や恋という言葉をつかって無理やりくくることによって、多くの人間が理解できたようなつもりになっているだけなのかもしれません。 それでも、対象が人間であるということにかかわらず、なんだか嫌な気持ちになるもの、不思議と楽しい気持ちになること、そういった物事は確実にあります。そういった自分の感覚を認めて、同時に自分ではない人間の自分と同じではない感覚を認めること、そして認めるために努力をすることが、愛や恋なのではないでしょうか。 すべての人間が同じ感覚、同じ容姿、同じ才能、同じ理想、同じ嗜好だったら、世の中も生きることもつまらないとキス健は思います。 真幸ちゃんみたいに、内向的な性格の人間もいる。キス健みたいに、歌が歌えて作詞作曲をできるけれど、身長が小さくて奥歯に虫歯があって、足がくさくて出無精で、0点取ったことがあってむっつりスケベで、ブタの背油系のラーメンが好きで貧乏人で、えっと、もう書くことないかな。いや、まだまだたくさんありますけれど、まぁ、こんなキス健ですけれど、友達でいてくれますか? と、こんなずうずうしいことも平気で言えたりするわけです。 真幸ちゃんは自分を駄目だと思っていて、自信も持っていませんけれど、そのままでもよいし、変化してもっと素敵になっても、どっちでもよいのではないでしょうか。いずれにしても、真幸ちゃんがメールを返信してくれることで、キス健は嬉しさや楽しさを感じていますよ^^ >>>キス健
by misa1117es
| 2006-12-27 01:42
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